ジェネラルルージュの凱旋

 「ジェネラルルージュの凱旋」
海堂尊　著／宝島社

この小説はすごく面白いです。
「チームバチスタの栄光」で有名な著者の３作目です。

医療ミステリという分野にはなっていますが(Wikipedia)、
この小説はミステリでは無いような気がします。

 医療をテーマにした、エンターテインメントですね。
特にひねった謎が有る訳でもなく…。

ひたすら、速水部長が格好いい話です。

過去、新人医師だった速水部長が、
緊急医療の場で越権行為を恐れず
神がかった活躍をしたことから始まった
「ジェネラルルージュ」の伝説。

現場ではそれこそ仕事の鬼、現場至上主義
だった速水部長が、最後に見せる人間味が
またよかったです。

ぜひ読んでほしいのですが、先に
「チームバチスタの栄光」
「ナイチンゲールの沈黙」
「螺鈿迷宮」
をぜひ読んでください。